推測統計について学ぶにあたっての基本的な用語の定義について記載します。
推測統計
- 記述統計・・・平均、標準偏差などを算出し手元のデータの中だけで分析を行い完結させる統計
- 推測統計・・・手元に得られた標本から、その背後にある母集団の様子を推測する統計
- 標本・・実際に調査、実験を実施して得られたデータ
- 母集団・・関心のある対象全体
- 標本調査・・推測統計による調査
母集団と標本
- 単純無作為抽出・・・偏りなく母集団から標本を取り出す行為。
- 母集団の大きさ\(N\):母集団を構成する要素の数。
- サンプルサイズ\(n\):標本に含まれる要素の数。
母数・標本統計量など
- 母数(パラメタ)・・・窺い知ることのできない母集団における本当の値
- 標本統計量(変数)・・・標本から計算される値であり、標本によって様々な値をとる変数。→確率変数
- 標本統計量の実現値・・・実際に標本調査が行われて、具体的な標本が手元にある状態。そして複数の標本によって、それぞれ違う実現値が確認される。
\(→\)標本統計量の実現値から母数を推定することが目的。
(山田剛史、村井潤一郎著「よくわかる心理統計」(以降、山田村井本)を参考に)
コメント